みなさん、こんにちは♪医師兼投資家のカンガルーです🦘 突然ですが、みなさんは「バビロンの大富豪」という書籍をご存知ですか?1926年に発表されたとされ、今もなお、多くに人に読まれているお金の名著です。この本にはお金持ちになるのに欠かせないエッセンスが詰まってます。本書の内容のうち、今回はバビロンいちの大富豪アルカドが提唱した、富をもたらす「黄金の七つの知恵」をわたしなりに解釈して、みなさんと資産について深く考えるきっかけになればと思い、この記事を書きました^_^ どの知恵も現代に通用するものです。それではさっそく見ていきましょう。
第一の知恵:財布を太らせることから始めよう
一つ目の知恵はお金を貯めることがお金持ちへの第一歩であることを示しています。そして収入のうち10分の1を貯蓄するように言われています。残りの10分の9で生計を立てるのです。たとえば会社員の生涯年収は2億円~3億円とされていますから退職までに2000万円~3000万円たまる計算になります。コツコツ積み立てることのパワーを表す知恵ですね。また、本書の中でコツコツ貯めることの大切さを説いた、分かりやすい格言を見つけました。
「毎日卵のカゴに10個の卵が入り、そのうち9個を取り出す。そうすればカゴの中はいずれあふれかえる」
もっとお金を貯めることについて知りたいという方は下記の記事もご覧ください^_^
第二の知恵:自分の欲求と必要経費とを混同するべからず
ここで
「収入を必要な経費に充てても足りないという場合はどうするのか」
という反論が飛んできそうですが、バビロンの大富豪はこの鋭い質問にも軽やかに返しています。
「わたしたちが必要経費と呼んでいるものは気を付けないと必ず収入と同じになるまで大きくなる」
つまりその必要経費の中に自らの欲求に従った浪費がないかどうか、見直す必要があると説いています。人間の欲求は限りがないと言ったうえで、たとえ少額でも金を使うときはそれが100%使う価値のあるものでなければならないということです。私たちに置き換えると生活費の中でも「これだけはどうしても省けない」というもの、つまり必須生活費のことですね。
はじめから収入の10分の1を差し引いて家計管理をするといいですね。
第三の知恵:貯めた資金は寝かさずに増やすべし
これは現代社会に置き換えると投資をしなさいということです。
現在お金のほとんどは預貯金という形で投資されています。しかしこの超低金利時代において、預貯金ではお金は働いてくれません。適切な投資先に投資し、お金の流れを作る。この「お金の流れ」こそが財産であると本書では言っています。また話は変わりますがお金の名著「金持ち父さん 貧乏父さん」でも金持ち父さんは
「私はお金のために働いているわけじゃない、お金が私のために働いているのだ」
と言っています。
急に投資をしなさいと言われても具体的にどうすればいいのかわからないわ
という方、また、この知恵を聞いて投資手法や投資先について詳しく知りたいと思った方は下の記事をご覧ください。
第四の知恵:損失という災難から貴重な財産を死守すべし
健全な投資について第一の原則は元本を保証することと言っています。とはいっても現代の王道の投資手法であるインデックス投資でさえも、元本保証はありません。つまりこの教えを現代風にアレンジすると、
「適正なリスクをとること」
でしょうか。
自分のリスク許容度を超える入金や投資対象はろうばい売りを助長してしまったり、精神的ダメージも大きいものです。
また本書では知恵のある人間に相談すること、すなわち適切な投資をして資産を増やしている人の意見をもらうことで、危険な投資から自分の財産を守ることが大切と説いています。
第五の知恵:自分の住まいを持つことは有益な投資と心得よ
自分のQOLが高くなり満足した生活を送るためにマイホームを持つことは素敵なことだと思います^_^ しかし、なんとなく周りがマイホームをすすめてくるからとか、一家の大黒柱としてマイホームを持つのは当たり前、などと言う理由から買ってはいけません。
ただ、マイホームは資産ではなく負債であることや住宅ローンの返済などの問題点を理解したうえで、それでも自分にとって必要だと感じたならこれ以上満足度の高い買い物はないでしょう。
「周りに勧められたから新築」
「周りが庭付きを買ってるから自分たちも」
このような理由でマイホームを買わないように注意しましょう^_^
マイホームについて詳しく知りたい方は下記の記事もご覧いただけますと幸いです。
第六の知恵:将来の保証を確実にすべく、今から資金準備に取りかかるべし
「人間は必ず老いて死ぬ」
これもまた不滅の真実ですね。そして老いれば老いるほど物事を学ぶのが難しくなります。現代風に言うと「手に職をつけるのが難しくなっていく」といったところでしょうか。もちろんこれからの「人生100年時代」何をするにも遅すぎることはないでしょう。しかしそれでもお金を稼ぐ力は多くの人は減っていきます。そこでたとえ少額でも「定期的に」積み立てていけば老後の資金や残された家族を守る資産を確保するよう努めるべしを言います。今の時代の有名どころで言うと「つみたてNISA」や「iDeCo」ですね。将来に向けしっかり積み立てていきましょう。
つみたてNISAに関して知りたい方は以下の記事をどうぞ^_^
第七の知恵:明確な目的に向かって自己の能力と技量を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし
ここで大事なのは「明確な」目的という点です。「お金持ちになりたい」ではなく「何歳までにいくら貯めたい」といった具体的なビジョンを思い浮かべるのです。そしてそれを実現するために人的資本を成長させる、その必要性を述べています。たとえば本業のほかに副業でも収入を得る、本業の収入を増やすために転職する、そのために勉強する、いわゆる自己投資の大切さも第七の知恵では教えてくれますね。
まとめ
さて長かったですが、バビロンの大富豪の富をもたらす「黄金の七つの知恵」について見てきました。この中で
「こんな考え、今じゃ通用しないよ」
というものはありましたか?きっとないはずです。どれもこれも現代で通用する知恵ばかりですね。もちろん細かい点で自分の考え方とは違う点はあってもおかしくありません。しかし大枠は的を得たものばかりです。そしてどれもすぐに実践可能なものです。
また、今回紹介した7つの知恵の中にはありませんでしたが、本書では富を得るには「行動力」が大切だとも説いています。みなさんも小さな一歩でいいんです。数千年前の人々の知恵や法則を学び、実践してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました😊 この記事を読んで「バビロンの大富豪を全部読んでみたい」と思われた方は下記のリンクからどうぞ^_^
また、「活字は苦手だよー」っていう方にも漫画版もありますので安心してください😊
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