キス病とは。実はほとんどの人が持っているウイルスが原因だった。

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わたしの人生

みなさん、伝染性単核球症ってご存じですか?この名前だけだと少し分かりづらいですね。俗に「キス病」なんて呼ばれてますが、その実態を知ってる方は少ないのではないのでしょうか?思春期のお子さんが熱を出して、のどが痛いと言っていませんか?よく見ると首も腫れてたり。もしかしたらそれは伝染性単核球症かもしれません。では早速解説していきます。

ちなみにわたしも大人になってからこの病気にかかっています笑 その時の様子は記事の最後の方で説明しますので、ぜひ最後までご覧ください^_^

伝染性単核球症とは

厚生労働省によると「思春期から若年青年層に好発し、大部分がEpstein-Barrウイルス(EBV)の初感染によっておこり、主な感染経路はEBVを含む唾液を介した感染である。乳幼児期に初感染を受けた場合は不顕性感染(症状に現れないまま、感染すること)であることが多いが、思春期以降に感染した場合は伝染性単核球症を発症することが多い。kissing diseaseとも呼ばれる。EBVに感染したことのある人の15〜20%は唾液中にウイルスを排泄しており、感染源になりえる。」とあります。

病原体

ほとんどがEBVによるものですが、一部サイトメガロウイルス、アデノウイルス、ヒトヘルペスウイルス-6、単純ヘルペスウイルス、ヒト免疫不全ウイルス、A型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルス、トキソプラズマ、リケッチアによっても起こりえます。

臨床症状

4〜6週間の潜伏期間を経て発熱、咽頭扁桃炎、リンパ節腫脹、発疹、抹消リンパ球増加、異型リンパ球増加、肝機能異常、肝脾腫などがおこります。多くの場合、これらの症状が出ますが、まれに合併症として、中枢神経症状が見られる場合があります。

診断と治療

血液検査でEBVの抗体を測定することで診断します。

EBVはウイルスの一種であり、治療法はありません。対症療法で症状が落ち着くまで待つことがほとんどです。注意すべきは伝染性単核球症の症状は溶連菌感染症ととてもよく似ていることです。溶連菌感染症の場合、主にペニシリン系の抗生剤を処方しますが、実はこの種の抗生剤は伝染性単核球症には投与してはならないとされています。なぜならこの種の抗生剤を飲むと全身に発疹が現れひどいかゆみに襲われるからです。

さて、最後に私がこの病気に罹ったときの話をしましょう。この病気に罹った際、わたしは入院しました。先ほど申し上げたようにこの病気は肝機能異常が出ることがあります。わたしの場合、肝機能が三桁まで上がり、安静のため入院となったのです。さらに悪いことにわたしは発熱して診察してもらった際に、上記のペニシリン系の抗生剤を処方され、飲んでしまったのです。するとどうでしょう?腕、お腹、脚、つま先に至るまで発疹が出て、入院中あまりのかゆさに全く寝られなかったのです。伝染性単核球症にペニシリン系の抗生剤は絶対に使ってはならないということは知ってましたが、その時はまさか自分がEBVにかかっているとは思いもしなかったのです。周りのスタッフも「副作用で発疹が出ることは知ってたけど、実物は初めて見た」と笑いながら話していました。こっちからしたら災難だったんですが(笑)

まとめ

今回は伝染性単核球症という病気について解説しました。決してめずらしい病気ではないので、ぜひ覚えていってください^_^

このブログではこうした病気や患者家族の悩みにも答えていきます。もし「〇〇について知りたい」ということがありましたらコメントで^_^

他にもたくさん記事を書いておりますので、ぜひ読んでみてください。

それではまた🥰

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