
投資を始めたけどポートフォリオってなんなのかよくわからない。
アセットアロケーションって言葉も聞いたことあるけど何が違うの?
投資するときにポートフォリオで気を付ける点は何だろう?
今回はこういった疑問に答えていきます。
話す内容は以下の通りです。
- ポートフォリオとは
- アセットアロケーションとの違い
- 期待収益率とは
- リスクを抑えるポートフォリオ
今回の記事を書くにあたり、私自身FPの勉強をしており、実際にインデックスファンドに投資していますので、信頼性は高いと思います。
それではさっそく見ていきましょう(^▽^)/
ポートフォリオとは
そもそもポートフォリオとは所有する資産の組み合わせのことをいいます。
例えば「A会社の株式、B会社の株式、国債」などのように個別銘柄の組み合わせを指します。
またポートフォリオ事態に「分散投資」という意味もあります。
アセットアロケーションとの違い
対してアセットアロケーションとは「投資資金を国内株式、国内債券、海外株式、不動産などの複数の異なる資産(アセット)に配分(アロケーション)して運用すること」をいいます。
つまりポートフォリオが個別銘柄の組み合わせを指すのに対してアセットアロケーションは資産クラス(国内株式、国内債券、海外株式、不動産など)の組み合わせを指します。
期待収益率とは
ポートフォリオにおいて「期待収益率」というものがあります。これは予想される状況とその状況が発生しうる確率を求めて、それぞれの予想投資収益率を加重平均したものです。そしてポートフォリオの期待収益率は個別証券の期待収益率をポートフォリオの構成比で加重平均したものと同じになります。
…
「何を言ってるんだ、この記事から離脱しま~す」って声が聞こえますが、もうちょっと待ってください( ´∀` ) 具体例を見て考えてみましょう。
期待収益率 | ポートフォリオの構成比 | |
A証券 | 0.50% | 40% |
B証券 | 4.00% | 50% |
C証券 | 10% | 10% |
上記のようにA証券、B証券、C証券があったとします。それぞれの証券会社の期待収益率は0.50%、4.00%、10%です。そしてこのポートフォリオの構成比はそれぞれ40%、50%、10%になります。するとこのポートフォリオの期待収益率は
0.50%×0.4+4.00%×0.5+10%×0.1=3.2%
となります。この計算ができれば、自分のポートフォリオなら年利率いくつになるか、だいたい計算できますね。
リスクを抑えるポートフォリオ
投資におけるリスクとは不確実性のことであり、つまり「利益や損失がどの程度発生するかが不確実なこと」をいいます。ポートフォリオのリスクを下げたい、つまり利益と損失の振れ幅を小さくしたい場合はできるだけ異なる値動きをする資産や銘柄を組み合わせる必要があります。ここで大事なキーワードが「相関係数」です。以前ノーベル経済学賞受賞に至った投資理論。現代ポートフォリオ理論とは。インデックス投資が最適解と言われる理由がわかります。という記事でもお伝えしたものです。「相関係数ってなんだったっけ?」という方はこの記事を読み終わってから、ぜひ読んでみてください。
簡単に言うと、組み入れる資産や銘柄の値動きが同じ場合を「相関関係がある」といい、異なる場合を「相関関係がない」といいます。そして相関係数は相関関係を「-1~+1」までの数値で表したものであり、相関係数が-1に近づくほど、リスクを下げることができます。
つまり値動きの異なる資産を組み合わせて相関係数が-1に近づくほど、投資のリターンの振れ幅は少なくなり、安定して利益を得やすくなるということです。そして相関係数が-1に近づくほど、リターンそのものも大きくなるといわれています。
まとめ
みなさん、お疲れさまでした。ここまで以下の4つの点について解説してきました。
・ポートフォリオとは
・アセットアロケーションとの違い
・期待収益率とは
・リスクを抑えるポートフォリオ
いかがだったでしょうか?けっこう頭を使って大変だったかと思います。
一度に全部理解しようとしなくてもいいので、何回も読み直して頭に定着させてみてください。きっと今後の資産運用に役立ちますよ(^▽^)/
それではまた次の記事でお会いしましょう( ´∀` )


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