ノーペイン・ノーゲイン。ユダヤ人のバイブル「タルムード」に学ぶ投資の大原則と投資家が避けるべきリスクとは。

投資

みなさん、こんにちは。医師兼投資家のカンガルーです。今回は投資する上でのリスクについて考えていきましょう。投資を始めるとついついリターンに目が行きがちですが、リターンとリスクは表裏一体です。リスクについてもしっかり考えていきましょう。

今回は自己啓発本である「ユダヤ人の成功哲学 タルムード」と投資の名著「敗者のゲーム」をもとにリスクへの備えと避けるべきリスクについて解説していきます。ではさっそく見ていきましょう。

ノーペイン・ノーゲイン

直訳すると「痛みなくして得るものはない」ですね。「自己犠牲がなければ成功は得られない」そして「失ったものの大きさに成功は比例する」ということです。

もともとユダヤ人はエジプトでどれいであり、モーゼに連れられエジプトから脱出する際身に着けられるもの以外はすべて捨てていったと言います。このように最初に大きな犠牲を払ったからこそ、それを教訓にして、今のユダヤ人の成功があるということですね。

さてこれは投資の世界に落とし込むとどうなるでしょうか。

リターンを得るためにはまず投資するというリスクを負うこと。

さらに

リスクを取らずに儲けられるなんて、そんなうまい話はないよ

という戒めとも取れますね。自分のリスク許容度に応じた適正なリスクをとり、リターンを得ましょう。

豊かさの次には大貧困がやってくる

この教えも「タルムード」に掲載されています。ユダヤでは豊かさと貧困が7年周期でやってくると言います。この豊かな時期に貧困にしっかり備えておきましょう。そうすれば次に来る貧困も乗り越えられます。この教えは「アリとキリギリス」でも同じですね。

投資について言えば、今しっかり稼げている時期であれば

「それはずっと続かないよ。いずれ来る大暴落に備えましょう」

仕事について言えば

「いつリストラされたり、大けがを負って働けなくなるかわからないからしっかり備えましょう」

こんなところでしょうか。

さらに言うと、「タルムード」では貧困の次に必ず豊かな時期が来るとは限らない、と教えています。ユダヤ人はこのように次の手を複数考えておくように昔から訓練されているのです。だからこそ彼らには「想定外」という言葉がないのでしょう。

ここまで読んで「もっとタルムードの内容を知りたい」と思った方は下記のリンクからご覧ください♪ 人生を豊かにする投資として、この本は読みましょう^_^ 子供に聞かせるのもオススメですよ。

投資家が避けるべきリスク

さて、ここまでは「タルムード」に掲載されている教えの中でも我々投資家に耳の痛い話を解説してきました。次は「敗者のゲーム」にある、投資家が避けるべきリスクについて考えていきます。

●むやみに頑張りすぎる

投資ではなく投機をしていると一日中株価の動向を気にして、下がった時に買い、上がった時に売ろうとします。しかしこのように短期売買はそもそもうまくいかないことは歴史が証明していますし、短期売買を繰り返しても売買手数料や税金でどんどんお金は吸い取られていきます。だからこそわたしはインデックス投資をオススメしているのです。

●リスクを回避しすぎる

これはこれでいけません。さきほどリスクとリターンは表裏一体と説明しました。つまり100%債権のポートフォリオや預貯金のみといった状態もリターンは少ないです。自分のリスク許容度にあった投資をしましょう。

●我慢不足

王道の投資手法であるインデックス投資は長期投資を前提としています。

「そんな10年も20年の待てないよ。」

という方はおそらく資産形成の道をつらいものだととらえているのではないでしょうか。つらい仕事、職場環境にいるのであれば転職をするのも手です。実際に転職しなくても転職サービスに登録するだけでも自分の市場価値を図ることができていいですよ。

わたしも今の仕事は大変ですがFIREまでの道のりだと考えると継続できています(笑)

●投資信託の入れ替えを10年に1回以上行う

投資信託の入れ替えコストは高いです。じっと辛抱強く株式を持ち続けましょう。

●大きな借金

投資をするのに借金をしてはいけません。以前お話ししたように借金にかかる複利の恐ろしさは計り知れません。「複利」は味方なら力強いですが、敵になるとこれ以上厄介な敵はいません。複利について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

世界最高の投資家たちに学ぶ。インデックス投資と複利の効果について
これから投資を始めようと思っている方、もう始めていらっしゃる方も、投資手法の最適解「インデックス投資」について知ってください。この記事を読めば大枠をとらえることができると思います。投資手法に迷っている方は特におすすめです。

●楽観的、感情的、高いプライドは捨てよう

投資においては楽観的であるよりも客観的であるべきです。そして株価の変動によって喜んだり悔しがったり。これでは精神的に持たないですし、ろうばい売りにもつながります。そしてもうけが出てもそれはあなたの投資能力がすごいわけではありません。投資家は自分の投資能力と投資成果を過大評価する傾向にあることは多くの研究で証明されてきています。ひとつ有名なことわざを紹介します。

「株はあなたが持っていることを知らない」

とても意味深なことわざですね。株価に踊らされることなく、淡々と積み上げていきましょう。

「敗者のゲーム」の詳細を知りたい方は下記からどうぞ^_^ 投資家必携の一冊です♪

まとめ

みなさん、いかがでしたでしょうか。

「こんなことわかっているよ」

という方も

「ドキっ!私のことだ」

と思った方もリターンだけではなくリスクにも目を向ける習慣を身につけましょう。それでは今回はこれで終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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