【子供によくある症状シリーズ第2弾!!】 腹痛の原因と対応とは。

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子育て

「子供がおなかを痛がってる!どうしよう?お腹の病気かな?早く病院連れてったほうがいいのかな?」

みなさん、こんな経験ありますよね。お腹の中って外から見えないし、何が起こってるのか不安になると思います。そこでこの記事では、子供がお腹を痛がる原因として多いもの4つとその対応について解説していきます。是非ご覧ください^_^

便秘症

こどもの腹痛の原因として最もポピュラーな病気の一つです。便秘症の場合、腹痛に波があることが多いです。というのも便がお腹の中で溜まっていき、それを押し出そうと腸が大きく動きます。この時お腹痛くなるからです。またコロコロウンチであることもよくありますが、便が毎日出てるからといって便秘ではないとはいえません。受診の際は便の形、大きさ、硬さなどもお医者さんに伝えましょう。その他食事にも気をつけましょう。

胃腸炎

これも子供によくある病気の一つですね。胃腸炎はウイルス性だとノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどが有名ですが、細菌性だとサルモネラ、カンピロバクターといったものが有名ですよね。胃腸炎の特徴は発熱や嘔吐症状が先に起こり、その後下痢症状が出ることです。これは口からウイルスや細菌が入るので、口に近い場所から症状が現れやすいからです。胃腸炎は軽ければ水分を少しずつ飲ませて症状が軽くなるのを待てばいいですが、吐き気が止まず、口から水分が取れなくなってきたら脱水を起こしかねません。脱水の症状としては尿量の低下、口の中が乾燥する、ほおがこけるなどがあります。こういった場合は迷わず小児科を受診しましょう。

周期性嘔吐症

なかなか聞き馴染みのない病気が出てきましたね。周期性嘔吐症は数時間もしくは数日間繰り返し激しい嘔吐があります。2~10歳くらいの子どもに多く見られ、思春期になると自然に治ることが多いです。精神的ストレスや緊張、感染症、疲労によって食事の摂取量が落ちたことで、体に蓄えたブドウ糖を使い果たしてしまうことが発症の主な原因で、体脂肪の分解によって血液中にアセトン(ケトン体)という物質が増え過ぎることでさまざまな症状が生じます。この疾患は脱水を起こしやすく、数日の入院になることが多いですが、点滴で治ります。逆に数日経っても症状が改善しない場合は、別の原因があると考えなければなりません。

過敏性腸症候群

この病気は6歳以上の子に起こりやすいです。過敏性腸症候群とは、精神的なストレスや自律神経バランスの乱れなどによって腸のはたらきに異常が生じ、便秘や下痢など排便の異常を引き起こす病気のことです。排便の異常の現れ方は人によって異なり、絶えず下痢が続くケースもあれば、便秘と下痢を数日ごとに繰り返すケースもあります。また、腹痛やお腹の張りなどを伴うことも多く、中にはトイレから離れられず日常生活に支障をきたすようなケースも少なくありません。

この病気は多くの場合、規則正しい生活とストレスを溜めないことで改善します。また食事を低FODMAP食に変えることで改善したという症例もあります。FODMAPとは小腸では吸収されにくい発酵性の糖質の総称です。これについてはまた今度別に記事を出しますね。

まとめ

今回は実臨床でよく遭遇するものの中でもさらに4つに絞りましたが、これらに当てはまらないことも多々あります。例えばこの他にも起立性調節障害、心因性腹痛、機能性反復性腹痛、月経痛、食物アレルギー、乳糖不耐症、胃十二指腸潰瘍、虫垂炎などなど、あげたらキリがありません。

なので今回解説した病気だけが全てではありませんが、今回の記事が少しでも参考になればうれしいです。お子さんの健康を切に願っています^_^

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